「自動つり銭機を入れると、何が変わるのか」「今のレジにつなげられるのか」。つり銭機の導入をご検討中のお店から、よくいただくご質問です。

この記事では、つり銭機がレジとどうつながって動いているのかという仕組みから、お店の仕事がどう変わるのか、見積もりを比べるときにどこを見ればよいのかまでをまとめました。例として、弊社で取り扱っているグローリーの自動つり銭機 N300シリーズを中心にご紹介します。

つり銭機は「レジの一部」として動いています

自動つり銭機は、それだけで会計をする機械ではありません。レジとケーブルでつながり、レジと金額をやり取りしながら動く周辺機器です。会計の流れは次のようになります。

レジで登録
店員が商品を登録し、合計金額がつり銭機に伝わります
お金を入れる
預かったお金を、店員またはお客様がつり銭機に入れます
機械が数える
つり銭機が紙幣・硬貨を数え、入金額をレジとやり取りします
おつりが出る
おつりが自動で払い出され、レシートが発行されます

ポイントは、金額を人が打ち込んだり数えたりする場面がなくなることです。会計の金額はレジから、預かった金額はつり銭機から、それぞれ機械どうしで受け渡されます。

東和 NR-3800 とグローリー N300シリーズを組み合わせたレジまわり
東和 NR-3800 と N300シリーズを連動させたレジまわり(弊社施工)

紙幣と硬貨は、別々の機械です

意外と知られていないのですが、つり銭機は紙幣を扱う機械と硬貨を扱う機械の2台で1組です。N300シリーズでは、紙幣つり銭機 RAD-N300 と硬貨つり銭機 RT-N300 がそれぞれ独立したユニットになっていて、左右の置き場所を入れ替えることもできます。

紙幣つり銭機 RAD-N300硬貨つり銭機 RT-N300
大きさ(幅×奥行×高さ)220×540×130mm260×540×130mm
収納枚数一万円100枚/五千円・二千円(選択式)100枚/千円200枚500円 約105枚/100円・10円・1円 各約160枚/50円・5円 各約120枚
グローリー株式会社のカタログ「GLORY Front Solution N300 series」より(突起部を除く寸法)

2台を並べると、幅はおよそ48cm、奥行は54cmほど必要です。レジ台に収まるかどうかは、機種を決める前に確認しておきたい点です。

どのレジとでもつながるわけではありません

つり銭機は、つなげるレジの側が対応している必要があります。弊社の取扱機種では、N300シリーズは東和の TWP-W10Pro L.E.・NR-3800、東芝テックの MA-3055/FS-3055・エフエスコンパス エヌエスと接続できます。東芝テックの自動釣銭機 ViTESE VT-350 は、MA-3055/FS-3055 と WILLPOS(QTシリーズ)に対応しています。

また、対応している組み合わせでも、レジとつり銭機の両方に接続のための設定が必要です。中古品や、ほかのお店で使っていたつり銭機を持ち込んだ場合、レジ側と設定が合わず、そのままではつながらないことがあります。つり銭機は、レジとセットで選ぶのが基本です。

つり銭機を入れると、お店の仕事はどう変わるか

1. おつりの数え間違い・渡し間違いを防げます

入金もおつりも機械が数えるので、「1,000円札を5,000円札と勘違いした」「10円玉が1枚足りなかった」といった人の数え間違いが起きにくくなります。グローリーも、すべての入出金を自動で計数することで、つり銭や売上金の数え間違いの発生を防ぐと説明しています。

2. 閉店後のレジ締めが短くなります

つり銭機の中にいくら入っているか(機内の在高)は、機械が常に把握しています。そのため、閉店後にお札や硬貨を1枚ずつ数えて売上と照らし合わせる作業が短くなります。

N300シリーズには、翌日のつり銭準備金として決めた金額を機内に残し、売上金だけを取り出せる機能もあります。毎朝の準備金のセットも省けます。

3. 新人さんでもレジに立ちやすくなります

現金の扱いに慣れていない方でも、お金の受け渡しを機械に任せられるので、レジ担当を任せやすくなります。N300シリーズは、入金口と出金口をLEDランプで案内し、「どの金種をどれだけ補充すればよいか」を画面に表示します。

4. 店員が現金に触れない「セミセルフ」ができます

店員がレジで商品を登録し、お支払いはお客様ご自身がつり銭機で行う運用を「セミセルフ(対面式セルフ)」と呼びます。店員は現金に触れずに済むので、食品を扱うお店では衛生面の安心にもつながります。N300シリーズは、硬貨トレーや操作ボタンなど手が触れる部分に抗菌樹脂を使っています。

N300シリーズのお客様側。硬貨・紙幣の投入口とおつりの取り出し口
お客様側から見たつり銭機。投入口と取り出し口が一目で分かる表示にしています(弊社施工)

5. 現金の動きが記録に残ります

N300シリーズは、取引の内容や収納庫の開け閉めといった稼働の履歴を記録し、画面で確認できます。「いつ、何があったか」が残るので、現金管理をきちんとしたいお店に向いています。

見積もりを比べるときに見ておきたい5つのポイント

つり銭機は、本体の価格だけで比べると差が分かりにくい商品です。複数の会社から見積もりを取るときは、次の点をそろえて比べることをおすすめします。

  1. 今のレジにつながるか、レジも入れ替えるのか:つり銭機だけの見積もりか、レジとセットの見積もりかで金額は大きく変わります
  2. 接続設定・金種設定・準備金の設定が含まれているか:機械が届いても、設定が済んでいなければ使えません
  3. 設置と操作説明が含まれているか:現地での設置・固定と、スタッフの方への操作説明の有無
  4. キャッシュレス決済と一緒に使えるか:レジとキャッシュレス端末の連動は、機種によって連動できる範囲が異なります
  5. 困ったときの連絡先が1か所か:レジ・つり銭機・決済端末で窓口が分かれていると、原因の切り分けに時間がかかります

弊社でつり銭機を導入する場合

弊社では、レジ・つり銭機・キャッシュレス端末を一式でご提案します。レジとの接続設定、金種設定、つり銭準備金の設定まで済ませた状態で納品し、操作をご説明します。これからつり銭機を入れるなら、TWP-W10Pro L.E. または東芝テックの MA-3055/FS-3055 との組み合わせをおすすめしています。

ご相談は、お店の業種と、いまお使いのレジの機種名(本体のシールや取扱説明書に記載)をお電話でお知らせください。東京多摩地区・23区・埼玉県は、担当者がお店に伺ってご提案します。

お電話 042-399-1575(平日 9:00〜17:30)/お問い合わせフォーム

関連ページ:自動つり銭機 N300シリーズ(RAD-N300 / RT-N300)/TWP-W10Pro L.E./MA-3055/FS-3055/自動釣銭機 ViTESE VT-350/レジスター・POS

※製品の仕様・機能は、グローリー株式会社のカタログ「GLORY Front Solution N300 series」、同社サイト「つり銭機」「N300シリーズ」、東芝テック株式会社のカタログ(No.3509 VT-350)の記載に基づきます。つり銭機のご利用には、対応するレジとの組み合わせが必要です。

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デジタルサイネージ・LED表示機・レジスターの導入、設置事例の確認、資料請求など、お気軽にご相談ください。

TEL:042-399-1575

お使いのレジ・看板の機種名(取扱説明書、または看板側面のシールに記載)をお知らせください。担当がお伺いして、現物を見ながらご提案します。返信は営業時間内に順次いたします。お急ぎの場合はお電話ください。