「注文したロール紙が入らなかった」

ときどき伺う話です。幅は合っているのに蓋が閉まらない、あるいは芯がスカスカで空回りする。

レジロール紙は幅と外径の両方が合って初めて使えます。幅だけ見て買うと、こうなります。

見るべき2つの寸法

1. 紙幅(ロールの横幅)

一番わかりやすい寸法です。レジの紙を入れる溝の幅で決まっています。ここが違うと物理的に入りません。

2. 外径(ロールの直径)

意外と見落とされるのがこれです。幅が合っていても、外径が大きすぎると蓋が閉まりません。逆に小さいぶんには使えますが、交換の頻度が上がります。

「同じ幅なのに前回のより分厚い」と感じたら、外径違いを買っています。

なお機種によっては、芯(紙管)の太さや芯の有無も関係します。判断がつかない場合は、機種名をお知らせいただければこちらで確認します。

手元のロールから測る方法

いま使っているロールが1本でも残っていれば、それが一番確実な情報源です。

紙幅は、ロールを立てて定規を当てるだけです。

外径は、新品のロールの直径を測ります。使いかけだと小さくなっているので、測るなら未使用のものを。

この2つをメモして注文すれば、まず間違いません。芯に印字されている場合もあるので、先に確認してみてください。メーカー名とサイズが書かれていることがあります。

機種別のサイズ早見表

ロールが手元にない場合は、レジ本体の型番から調べます。型番は本体の背面か底面、または内部の紙を入れる部分の近くにシールで貼られていることが多いです。

当社で取り扱っている消耗品のうち、レジロール紙の対応表です。

対応機種ロール紙紙幅外径
PZ5 / SX-550 / SX-300 / NRシリーズサーマル90D58mm90mm
SX-150 / SX-120サーマル150D58mm60mm
FTシリーズサーマル250D58mm50mm
ETシリーズサーマル300D58mm50mm
AX-100サーマルAX-D44.5mm80mm

同じ58mm幅でも、外径が50mm・60mm・90mmと3種類あります。幅だけで選ぶと入らないのは、ここが理由です。

白紙で出てくるときは、裏表を疑ってください

レジロール紙のほとんどは感熱紙です。熱で色が変わる紙で、発色するのは片面だけです。

裏返しにセットすると、機械は正常に動いているのに白紙で出てきます。故障ではありません。

見分け方は簡単で、紙の表面を爪でこすってください。黒い線が出るほうが表、つまり印字される面です。この面が印字ヘッドに当たるようにセットします。

レシートの文字が消えるのは、財布のせいです

感熱紙の性質がいちばん分かりやすく出るのが、財布に入れっぱなしのレシートです。

半年前のレシートを取り出したら、文字がほとんど読めなくなっていた。経験のある方は多いと思います。あれは印刷が剥げたわけではありません。体温と摩擦で、紙がゆっくり反応してしまった結果です。

感熱紙は熱で発色する紙なので、熱が加わり続けると、印字していない部分まで変化して全体が薄くなります。同じことが、保管中のロール紙にも起きます。

置き場所で、使う前から差がつきます

避けたほうがいい場所を挙げます。

  • 直射日光が当たる窓際
  • 厨房のコンロや冷蔵庫のモーター付近など、熱を持つ場所
  • 湿気の多い場所

段ボール箱に入れたまま、直射日光の当たらない常温の棚に置く。これが一番確実です。

保管状態が悪いと、使う前から発色しにくくなります。「新品なのに印字が薄い」というご相談は、機械ではなく保管が原因だったというケースが少なくありません。印字ヘッドの摩耗が疑われる場合は、保守・修理でご相談ください。

印字済みのレシートも同じです。控えを長期保存する必要がある場合は、財布やレジ横に置きっぱなしにせず、コピーを取るかスキャンしておくことをおすすめします。経費精算用のレシートを数か月ためておくと、提出時に読めなくなっていた、ということが起こります。

まとめ

  • レジロール紙は紙幅と外径の2点で決まる。同じ58mm幅でも外径は50・60・90mmと分かれる
  • 手元のロールを測るのが最も確実。芯に印字がある場合も
  • 白紙で出てくるときは、まず感熱紙の裏表を疑う
  • 保管は直射日光と熱を避けて常温。財布の中でレシートが消えるのと同じ理屈
  • 印字済みレシートも退色するので、長期保存が必要なら複写かスキャンを

サイズが分からないときは、機種名だけお知らせください

東和レジスター武蔵野販売では、レジロール紙をはじめとする消耗品を取り扱っています。

20巻単位・50巻単位でのお届けです。在庫があれば2〜3営業日、お取り寄せになる場合でも1週間程度でお届けします。

機種名さえ分かれば、こちらでサイズを特定します。測っていただく必要はありません。お使いの機種が分からない場合も、本体のどのあたりに型番が書かれているかをお伝えします。

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